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夏が近づいてくると気になるのが、においです。とくに気になるのがトイレのにおい。換気扇を回しても、便器を掃除しても、芳香剤や消臭剤を置いても、一時しのぎにしかならず、トイレ独特のにおいが残るのは困りますね。
そのにおいはアンモニア臭で、出所は便器と便座の隙間です。床に飛び散った尿は毎日のお掃除できれいになりますが、隙間に入り込んだものまではなかなか取れません。どんなにおいも主な原因は汚れにあります。一年の内でもとくににおいが気になりだすこの季節に、ふたと便座をはずして便器を徹底的に清掃してしまいましょう。
隙間の汚れを取るには、便座をはずして分解清掃することが必要です。便座をはずすのは、仕組みがわかれば簡単。この機会に他のトイレ器具の徹底清掃もしてしまうのがおすすめです。
ロータンクの水あか、給・排水管に発生する青サビ(これは有毒です)、タオルかけのくすみやサビ、ペーパーホルダーの手あかなど、トイレにはいろいろな汚れがひそんでいます。それぞれの汚れに適した洗剤を使うようにしましょう。
・ 水あか…パウダータイプの水あか汚れ取り
・ サビ…乳液タイプのサビ取り剤
(サビを分解しながら取り除き、その上に表面保護膜をつくってサビにくくします)
・ ペーパーホルダーなどの静電気の汚れ…研磨スポンジ
・ バケツ
・ 雑巾
・ サビ取り剤
・ 水あか取り
・ 研磨スポンジ
・ 不織布
・ 耐水サンドペーパー
・ 透明サビ止めスプレー
・ トイレ用ペーパー
・ ビニール手袋
※ 作業にはビニール手袋をお使いください。
便座を取り付けている便座下の金具ナットをはずす。
座金、ゴムパッキンを抜く。
便座とふたは離さずに、便座をふたごと持ち上げて抜く。
注意:取りはずしたナットやパッキンはなくさないように、はずした順に洗面器などにいれておくと便利。
汚れの元になっている水あかは水の中のカルシウム分。水あかはカルシウムを分解して取り去る。
1. 洗浄水が出る内側のふちにできた汚れは、不織布に水を少しつけ、水あか取りをつけてしごくようにこすり落とす。
2. 輪じみは、輪じみの上を小さく円を描くようにこすって取る。
※ 不織布がない場合は、耐水サンドペーパーの1200番を使って、水をつけながらやさしくこすり落とす。
茶色の汚れは、長い間に尿がたまってこびりついたもの。アンモニア臭の主な原因となる。
1. トイレ用ペーパーで拭くと簡単に取れる。
2. 便座やふたについている汚れも忘れずに落とす。
3. ボルト、ナット、ゴムパッキンもペーパーできれいに。
外側のふくらんだ器部分も、いつも通りきれいに拭く。においの原因がひそんでいるのは床取り付け部にあるボルト部分。
1.丸いキャップを回してはずし、取り付け部の汚れをペーパーできれいに拭き取る。
2. キャップの汚れもきれいにして、元のように締めておく。
金属部分のサビは、捨ててもよいボロ布(タオルやメリヤスなど)にサビ落とし液を含ませ、包み込むようにして磨き上げながら拭き取る。1回で落ちなければ同じことを繰り返す。細かい部分は指に布を巻きつけて磨く。
※ サビ取り剤をつけた布はそのままゴミに出すこと。
手あかと静電気による黒ずみがおもな汚れ。研磨スポンジに水を少し含ませて、汚れをこするだけできれいに。
研磨スポンジは消しゴムのように使うたびに減っていくもの。他に蛇口や鏡、窓ガラス、食器の茶しぶ取りなど、さまざまな使い道がある。
給・排水管は、真ちゅうの素材でクロームメッキ加工されているが、湿気が多い場所ではどうしても青サビが発生してしまう。
1.捨ててもいい、柔らかい布にサビ落とし液を含ませ、包み込むようにして磨く。
2.細かい部分やガンコなサビには、古い歯ブラシに液をつけてこすり、布で拭きあげる。
3.最後にサビ止めスプレーを吹き付けておく。
上部の排水口には、水道水に含まれるカルシウムが付着し、そこに汚れがついて黒ずみの原因に。
1.汚れた部分に水を少しかけ、水あか汚れ取りのパウダーを振りかける。
2.不織布でしごくようにこすると、少しずつ取れてくる。
3.指が突っかからなくなるくらいまでこすると元のつやが戻る。最後は水洗レバーを回して水を流せば完了。