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もっと、緑のある暮らし


壁面を花で飾る



ウォールバスケット
立体的に花を植え付け、壁面に華やかな彩りを。植物を多めに植えつければバスケットも隠れ、まるで空間にポッカリと植物だけが浮かんで見える効果も得られます。
容器を選ぶ





(1)ゼラニウム
(2)アゲラータム
(3)ゼラニウム
(4)ビンカ
(5)インバチエンス
(6)コニファー
(7)コニファー
(8)アイビー
使う容器は、背が平らで壁面に密着するレリーフタイプのバスケットで、半円状に前方に張り出しています。材質や大きさは、色々なタイプのものが市販されています。初心者からベテランまで、段階に応じて、それぞれの好みで選ぶことができます。

ワイヤータイプのバスケットは用土がこぼれないように、側面をウレタンフォームやヤシ繊維のシート、水ゴケなどで覆います。作例のタイプはプラスチック素材ですが、これは背側を除く側面に、3〜6つの切り込み(スリット)があり、そのスリットに、苗の株元を上から引き下げる要領で植え込みます。根株を大きく崩さずにすむので、植え傷みもなく作りやすいタイプです。

ウォールバスケットは、平面的に植える通常の鉢より苗数が多いほうが美しく仕上がります。最低9株くらいから、茂らせたい時は12〜13株必要ですが、株が育っていくことを考えに入れ、植え付けの間隔も必要です。


植える時期

パンジーなどは2月頃、早めに植えたほうがよいでしょう。その後は季節に合わせて春用、夏用の植物を組み合わせて、1年中植えつけることができます。


植物の選び方

常緑の観葉植物だけでもよく、また、草花を入れて2種植えにしてもよいでしょう。その場合、鑑賞期間の長い観葉ものは下段に植えます。飾る場所によって、日当りを好むもの、日陰にも強いものなどを選びます。春の花苗としては、しだれるタイプだけでなく、パンジー、インパチエンス、マリーゴールド、ビンカ、アゲラータムなどの、株ぎわから茂りクッション形に広がる植物もどしどし組み入れると良いでしょう。ここでは、見た目の美しさ、長く楽しむことも考えてグリーンと組み合わせています。


植え付けの準備


水やりの工夫
株が茂ってくると根がぎっしりと張り、乾くと水がしみ込みにくくなる。穴をあけたホースやジュースの空き罐を埋めておき、この穴あき容器から水をやるとよく吸い込む
●排水用土(鉢底土)
一種の吊り鉢ですから、軽くするためにビーナスライト、またはパーライトの大粒のものなどを用意します。

●用土
ハンギング用の市販の培養土も使えます。自分でブレンドするのであれば、“赤玉土の小粒:1、ピートモス:1、バーミキュライト:1”の割合で混ぜます。保水力も排水性もある、軽くてバスケットに適した土になります。

●肥料
長くゆっくり効く肥料(エコマジックなど)の中粒以下のものを茶さじに2杯くらい、培養土に混ぜておきます。

●ポット苗を崩す
苗の底が根で白くなっています(ループポット)。それをはがすように少し切り取り、新しい根が出やすく、土に活着しやすくしておきます。


植えつけ方


鉢のスリット(切り込み)部分に花苗の株元を差し入れる


植物を植えるたびに、株と株のすき間や容器との間にお箸で用土を充分すき入れる
どの色を何株、どの辺にと、しっかりプランニングしてから植えつけます。

●側面の1段目
バスケットの底に底土を入れ、培養土をスリットの1cmくらいまで入れて、苗をスリットの中に通す要領で植えつけます。プランどおりに苗を植えたら、その上に用土を加えますが、根をなるべく広げながら土を加え、2段目の植え付け部分まで満たします。

●側面の2段目
1段目と同様に繰り返します。上段は、普通の鉢植えの要領で、プランどおりの色、箇所に植えていきます。株を植え付け、用土を加えるたびに、お箸などを使って用土を隙間なくすきこんでおくと、水をやったときにも植え崩れしません。


管理

●水ゴケでおおう
上段の表面は土も乾きやすいので水ゴケなどでおおい、水分の蒸散をカバーします。水やりの際、土が流れ出ないようにする目的もあります。

●水やり
苗が茂ってきたバスケットに水をやると、かなりの重さになります。5kg以上にもなりますから吊り下げる場所を選び、安全性にも心がけてください。

●花ガラ取り
見た目の美しさだけでなく、病気の原因になったり、種つくりのためにエネルギーがそがれるので、花ガラはこまめに取り除きます。

●肥料
花ものであれば1ヶ月に1度の置き肥と、10日に1度の水やりを兼ねた液肥をやります。

●植え替え
バスケットの下半分が常緑の観葉植物で、上半分が一年草の場合は、季節ごとに上半分を替えれば、さらに長く楽しむことができます。常緑の観葉植物は、ピンチ(カット)しながら2、3年は植えたままでも大丈夫です。

イラスト:川副美紀